こんにちは、ミクミク広報・PRチームのUKでございます。
私たちミクレニティは、2023年の夏頃からフリーランスに向けた求人・案件紹介サービスを新名称「ミクフリー」として開始しています。
それ以前からフリーランスに向けた求人・案件紹介も行なっていましたし、長く在籍していただいてるフリーランスの方や、中にはそのまま社員になる方もいらっしゃいますが、ミクレニティはそこまで大規模な会社ではないため、募集のための広報活動などもあまり積極的に動いておりませんでした。
そこで、2023年からリブランディングも含め、フリーランスに向けた求人・案件紹介サービスを名称「ミクフリー」とさせていただきました。
今回は、この「ミクフリー」について、フリーランスに対するミクレニティの思いや、実際にミクフリーを担当する営業スタッフたちの正直な意見や伝えたい事などをトーク座談会としてまとめつつ、みなさまになるべく分かりやすく「ミクフリー」について共有していこうと思います。
まず、ITに限らずですが、フリーランスが抱えやすい悩みとしては、賃金保障がないことによる金銭面や仕事の不安、自身のスキルが古くなってないかスキルアップの不安、確定申告など税金面の不安が多いかと思います。また、そのほかにも福利厚生などの健康面や、社会的な信用に対する不安などもあるかと思います。
このほかにミクレニティの現場でもよく聞く悩みとしては、常駐先の雰囲気や人間関係に対する不安(例えば、会社でなくフリーランスだと立場が弱くなりはしないかなど)もよくあります。
ただ、これはフリーランスに限らない悩みでもありますよね。
あとは、エージェントがらみの悩みだと、案件のクライアントと担当エージェントの関係性が良くないとか、下請けの下請けすぎて担当エージェントが案件をいまいち把握してない、とかもよく聞いてます。
唐突に弊社代表の話になり恐縮ですが、ミクレニティの前身であるシステム開発会社から、横野が代表となり社名をミクレニティとするまでの間、横野自身もフリーランスで活動していた時期がありました。
そのため、上記のようなフリーランスが抱えやすい不安や悩みもリアルにかかえていましたし、継続的な仕事の受注という不安を解消するために、様々なフリーランス向け案件紹介サービスにも登録しておりました。そして上述のようなエージェントがらみの悩みも、当時から割と多く見受けられたそうです。
そうして本人もそういった経験を重ねる中で、いつかこのフリーランスの環境をもっと良くして、社員時代では味わえなかった本当の自由というものを感じてもらいたい、そういう思いをずっと抱えていたそうです。
ちなみに、「フリーランスって本当に自由を感じれるんだよ!」は今でも結構、口にしています。
弊社の「ミクフリー」は、そういった横野が経験した様々なフリーランスの悩みや不安などに対してできる限りの解決法や緩和策を取り入れており、もっとフリーランスの「環境」を本気で変えていこう!という思いのもとに開始したサービスとなります。
(具体的な内容などはミクフリーのサービス紹介のLPにも載っているので、ここでは省略します。)
さて、ここまで弊社がミクフリーを始めるに至った経緯をお伝えしてきましたが、もっとわかりやすく本音にせまった内容を共有していただくために、ミクフリーの担当スタッフを含めた営業部のエージェントの方々に、フリーランスについて本音の座談会トークをおこなっていただきましたので公開いたします。
ざっくばらんなトーク形式なので、スタッフの取り組み姿勢や人柄を感じていただけると嬉しいです。
Aさん:では、私から。営業部マネージャーのAです。今年でミクレニティの営業9年目となります。
Bさん:Bです。営業として10年、その前はフリーランスとして約10年ほど稼働しておりました。
Cさん:営業部のCです。ミクレニティに営業として入社して、今年で6年目になります。
前職は高校生を対象とした説明会を開催するような会社で、営業として働いていました。
Dさん:ミクフリーメイン担当の営業部Dです。芸能事務所で15年ほどタレントのマネージャーとして、各メディア営業や運営などを経験しております。また、その他に人材紹介サービス会社に従事していた時期もございます。
Aさん:そうですね、自分は嬉しかった出来事になるのですが、かなり所属歴が長いフリーランスの方がいらっしゃいまして、その方に、「パフォーマンスがなかなか上手く出ない時期があり、ずっと1人で困ってる時に、親身に相談に乗ってくれ、解決に向け一緒に動いてくれた」とすごく喜ばれた事があったのですが、それが嬉しくて今でも記憶に残っていますね。
その方とはその後も深い関係を築くことが出来ているので、現在でも弊社案件にて稼働していただいております。
Cさん:私が印象に残っている出来事は、当時、フリーランスの女性エンジニアの方で、開発の案件に入っていただいていたのですが、普段からよくやり取りをしていた方で、コミュニケーション能力も非常に素晴らしかったので、コンサルタントが出来るのではないかと判断し、弊社から開発系のPMO案件に入りませんかと提案いたしました。
ちょうど良いタイミングでご本人もキャリアアップを望まれていたので、そのまま条件に合う案件を提案しつつ、一緒に何度か面談対策を行って、晴れてキャリアアップでPMOとして稼働していただきました。
この時はエージェントとして本当に満足できた出来事でしたので、印象に残っています。
Aさん:僕がフリーランスの方とのコミュニケーションで重要視してるのは、まずスピードですね!
どうしても案件というものが、日が経つと少なくなったりとか、かなり流動的なものになるので、コミュニケーションにおけるスピード感はもっとも重要視しています。
あとは、意識しているというか営業として大事なことと考えていることがあります。
それは、確かに我々エージェントはお仕事を提供する側ではあるんですけど、絶対に忘れてはならないのが、まずは要員様がいて我々が存在しているという事実です。
なので、メールであったり電話であったりフリーランスの方とコミュニケーションを取る時に、その要員様と同列、 同じ立場として「他人事ではなく自分事」で接するっていうことを意識するようにしています。
特にミクレニティは、所属していただいているフリーランスの要員様が他社様のように沢山いる訳でもない、案件の数が把握できないくらい、山ほど抱えているという訳でもありません。案件については、ひとつひとつ時間をかけ良く理解しているので(笑)
Aさん:はい。例えば、フリーランスの方からフルリモートでとか、単価はいくら以上でとか、場所が近い方がいいとか、色々要望をいただきます。
そういった要望が全て100パーセントで叶えられる案件だけというのはやはり少なくなるので、条件が合った人しか相手にしないということはせずに、私たちは、どうにかこう、落としどころを一緒に考えてあげて、じゃあこれではどうですか?みたいなコミュニケーションを凄く大事にしています。
「ご要望のフルリモート案件ですが、、無いです」で終わりではなくて、 「じゃあちょっと週1だけでもどうですか?とか、場所も近いんですがどうですか?」とか、なんかこう、お互いWIN-WINじゃないですけど、そうなれるように歩み寄るということを意識して、良き、いちパートナーとして、ご相談に乗っていけるような関係を築くことを大切にしています。
Dさん:自分もフリーランスの方とのコミュニケーションについては、要員様と同列・同じ立場というものを意識していて、上から目線で「この案件を組んだから面談お願いします」とか、ちょっと無理な案件であってもプッシュするとかっていうのは基本的にはしないです。
営業なのに?と言われそうですが、こういったやり方だとミクフリーのコンセプト理念と明らかに異なるので、要員様の声をしっかり聞いた上で、ミクレニティはご提案できるっていうスタイルをいつも意識しています。
Cさん:私もお二人とちょっと重なるところはもちろんあるんですけど、ファーストコンタクトでスピード重視っていうのはそうなんですが、なんかその人によっては、やはり連絡されたい頻度とかもあるかなと思っていて、そこも意識するようにしています。
こまめに連絡取りたい方には、なるべく間を空けずに連絡をしようっていうところもありますし、逆に連絡はそんなにしなくて大丈夫ですっていう方には、落ち着いて様子を見て連絡をするようにしています。
あと、これは直接的なコミュニケーションという訳ではないのですが、案件における現場の状況をできる限り把握するようにしているので、 案件終了のタイミングとか、他の現場へ移動したいっていう風になった時のタイミングとかを見過ごさないよう、目を配るように意識しています。
Bさん:自分もフリーランスを経験しているので、絶対に仕事を提供する立場として考えないように意識しています。
自分がフリーランスの時って、 いくつかの企業と契約し取引しましたけど、その契約が決まったら、もうほぼ連絡来ないとか、ちょっと悩みをかかえている時とかもあった時は、誰に相談しようかと悩んだりもしました。特にそういった相談なんかをできる場所がフリーランスにはなかったので、1人きりで悩んでいたこととか結構あったんですよね。
なので、密に連絡を取ってくれる、 問題があってもなくても連絡を取ってくれるっていうのは、絶対的な安心感を与えられると思っているので、そういう密なコミュニケーションの取り方を意識するようにしています。ただ、Cさんが言った通り、人によっては、連絡そんなにいらないよ!っていう方もいるので、その人その人に合ったコミュニケーションを取りながら進めていくっていうのが、ミクフリーのスタンスかなとは思っています。
Aさん:私は、ここは本当に、コミュニケーションしかないかなと思ってます。
スキルの向上というのは、例えば、こうなっていきたいとか、こういうことを覚えたいっていうことがまず一番にくると思います。
ただやっぱり、こういった内容を本人からヒアリングできないと、一緒に考えていくことも対応も何もできなくなるので、 「何かあれば連絡ください〜」だけではなくて、定期的に、最近いかがですかね?とか、現場状況はいかがですか?とか、こちらからコミュニケーションをとっていくサポートこそがスタートでありもっとも大事なサポートであると考えています。
Dさん:私もほぼ同じ考えです。
よくある福利厚生サービスが自由に使えてとか、そういったものは確かに魅力的なサポートではあるのですが、外部サービスに丸投げのためか使い所も教えてくれないし、あらかじめ加入コストを単価から引いているだけだったりするので。
それよりも大事なこととして、フリーランスの方ひとりひとりが異なる“必要としていること”、それを我々がきちんと把握し、それに対してソリューションを提供すること、それを行うためのコミュニケーション、それこそがミクフリーに最も期待されるサポートと考えています。
Aさん:現在は適正なものに案件を絞ってるっていうのもあるんですけど、 このミクフリーの案件数自体を少しでも増やしていけるようにしていこうと思っています。
もっとフリーランスの方に選べる選択肢、待遇や選べる幅を増やしてあげようと。
なので、我々、営業担当がもっとクライアントと繋がり開拓をしていく、そちらの強化を今現在おこなっているところでもあります。
Cさん:そうですね、ミクフリーに所属している方の稼働継続率を業界トップレベルまで上げていきたいです。
ひとつの案件だけじゃなくて、次もミクフリーで登録していたいって思わせるような、安心して長く働ける環境を与えられるサービス。フリーランスの方に「あの時、ミクレニティは相談に乗ってくれてた、助かったな」と思い出していただけるような、そんなサービスであり続けたいと考えています。
座談会はいかがだったでしょうか?
ミクフリーを担当するスタッフ達の姿勢や考えなど、感じていただけましたでしょうか?
(私の司会が下手だったのはさておき、、もっと精進します!)
そして、ミクフリーの特徴ですが、エージェントの面談における丁寧さにも力を入れています。
よくある機械的な面談、現状の案件とスキルのマッチだけでフリーランスを判断するのではなく、過去や将来に紐づけて分析や判断を丁寧に行い、登録者と継続的にコミュニケーションをとっていこう、そう考えています。
大手企業のように登録者も案件も数が多ければ、各エージェントの負担が多くなるため、ある程度は機械的にやらざるを得ないのかもしれません。
ただ、ミクレニティはそういった大規模な戦略とは異なった形、小規模ならではの戦略でミクフリーを運営しております。
案件を絞り、エージェントの負担を少なくするからこそできる、丁寧な案件の把握や所属しているフリーランスの方をよく理解する事、そして、案件側のクライアントとの信頼関係を丁寧に築いていく事。シンプルですが、そういった事を大事にしてミクフリーを運用するように心がけています。
フリーランスの「環境」をもっと本気で変えていこう!
こういったミクレニティの考えがもっと浸透できたら嬉しいので、営業や広報チームを含めスタッフ全員で、今後ももっと努力・精進していこうと考えております。
編集:ミクミク広報・PRチーム
執筆:UK