さあ、Tシャツのデザインは完成したぞ!次は生地選びだ!
という段階になっても、まだまだ順調には行きませんでした。
営業マネージャーと広報チームでTシャツの制作会社を選ぶことになりましたが、その選ぶ基準は、実際のサンプルを事務所に持ってきてもらえる会社にすることにしました。Tシャツは実際にスタッフが着るものになるので、生地が薄くて透けるとか破けるとかは安全上絶対避けたかったからです。
ところが、このネット時代に実際にサンプルを見せてくれる会社さんなんてほとんどありませんでした。そのため、このことがTシャツは出来上がるまで結構時間がかかるという事を知らない我々を苦しめることになりました。
そう、Tシャツが必要な期日までもうほとんど時間がなかったのでした。
営業マネージャーと広報チームから2名が参加して、Tシャツ制作会社と打ち合わせを行いました。そして、その場でTシャツの生地や枚数などを決めていきました。思いっきり細かく書くと、サイズはM/L/XL 各4枚と予備でM2枚、L/XL各3枚の計20枚を発注しました。
この時点でデザインデータを渡そうと思っていましたが、データはパソコンから入稿する仕様になっていたため、その場での手渡し入稿が不可能となりました。また、Tシャツが必要な日を伝えると、明日の午前中までに入稿が終わらないともう間に合わないということが判明しました。
とはいえ、データは完成していたので、「今日、入稿すれば大丈夫よね〜」と誰もあまり焦ってはいませんでした。
その日はパソコンからデータを入稿してみんな帰りました。
昨日入稿したデザインの画像データサンプルがあがってきました。
確認して終わりと全員思っていましたが、サンプルを見ると背中のロゴが思ったより小さいことに気がつきました。
そこで、急遽Tシャツ用にロゴのマーク部分(山みたいなとこ)を横幅まで大きくしてマークを目立つように変更し、あわせて、イメージ画像で色味の調整も行って再入稿しました。
再度、デザインの画像データサンプルがあがってきました。
PANTONE(カラー見本みたいなやつ)の色番号がなかなか合わず、2735C(赤紫色が強い青)でやってきましたが、紫色が強すぎたため再考することになりました。再々入稿。
イメージ画像でさらに色味の調整。PANTONEの色番号がまた合わず、再再再入稿。
制作会社さんと打ち合わせた結果、PANTONEの色番号の指定は諦めることに。CMYKというインクの濃度で色を指定しました。
が、不慣れも有り、これも完全に失敗。再再再再入稿。
2回目のCMYKの色味から、PANTONEの2728C(赤みを抑えた少し明るめの青)で正式に発注。
無事にTシャツは使用する日の前日に届くことになりました。
結局、ロゴのカラーと実際の生地の色味では全く違うことに気づかなかったため、ギリギリの入稿となる結果になりました。
ここは本当に、本当に余裕をもってことを進めるべきでした。。
こうして、いろいろ苦労して出来上がったTシャツがこちらになります。
ボディのブランドは、ユナイテッドアスレの5.6オンスで、素材は綿100%です。生地の厚さはもう少し厚くても良かったかなと思いましたが、夏場はこれくらいの厚さがちょうど良いと思います。
実際に着てみるとこんな感じ。
いかがでしょうか?
なかなかにロゴが映える青となっております。
「ゴミを拾ってやるぜぇ!!」という意気込みも伝わってくるようです。
今回は初めてのコーポレートTシャツだったので、少なめの20枚ほど作成しましたが、次回は「全社員でデザインコンテストをしてみたいね」みたいな話にもなっています。
納期もギリギリで想像より大変な思いもしましたが、こういった社員発のアイデアをすぐに実現させてもらえる環境も含めて、やはり作ってみて良かったなと思える出来事となりました。
弊社もコーポレートTシャツを全社員で着てイベントに参加したり、社内コミュニティの活性化や団結力を深めるために役立てたりと、いろいろ活用していこうと模索しておりますが、ぜひ、みなさまにもコーポレートTシャツ制作はおすすめしたい活動であると考えております。
その際は、私たちミクレニティのストーリーをご参考にしてもらえたら幸いです。
以上、ミクレニティ作ってみたシリーズ第2弾、「コーポレートTシャツ作ってみた」をお送りいたしました。
編集:ミクミク広報・PRチーム
執筆:YTR