属人化ゼロへの挑戦。重工業メーカーで実現した効率的なBOX移行プロジェクト
大手重工業メーカーの経営戦略の一環で全社的なクラウド推進・標準化を行うべくグループ企業全体のファイルサーバーを廃止し、BOXへの移行を検討。
対象のデータ容量が膨大で、社内ネットワークで個人移行するには現実的ではなく複数年にかけて計画的に移行する作業が必須であった。
また、実際の移行作業以外で年次の計画策定・ユーザー企業との折衝や調整、改善提案など諸々の業務を行うことができる人材が必要である。
・第一に円滑な移行推進を行うために無理のないマスタースケジュールの作成を行うこと。
・各グループ企業の理解を得ること。
・移行方法の確立の必要があること。
・作業品質を落とさないよう移行ルールの厳密化と徹底を急務とすること。
・年次移行計画の策定と各社間のスケジュール調整
・事前の説明及び個社要件のヒアリングと対策案の提言
・ドキュメントの作成
・問い合わせ対応
・移行管理(作業進捗、課題、資産など)
・実移行作業
・参画してからの早期の巻き取りと的確な作業推進
・属人化しないようなルールの策定と作業の半自動化の確立
・チームリーダーとしてメンバーの管理をしつつ円滑に問題なく移行作業を完了することができた
徹底的に効率化したクラウド化プロジェクト
5名体制で行うにあたり参画時期が一緒だったため、現状把握から作業手順の確立、メンバーの管理教育を並行で進めなければならず、参画初期のリソース不足を痛感した。
初期のリソース課題、克服への取り組み
そういった状況を打破するため、即時のキャッチアップとチーム内への浸透化を行い、現行のスケジュールに反することなく、実績を積み顧客からの信頼を得つつ、他メンバーの自走率を高めることでリソースの確保をすることに成功。
その後も業務内で改善できる箇所は積極的に行い、より品質を高め効率的に回せるよう尽力した。結果としては残業0を維持しつつ、問題や不備を出すことなく高い成果を継続することができた。