PMO支援でPMベンダ間の円滑な連携を実現。大手電機メーカー販促システム構築の成功事例
・大手電機メーカーにおける、製品の販売促進を図るプロジェクト
・複数の条件を組み合わせて製品提案を行うシステムであり、スピーディかつ高精度を求められていた
・プロジェクト全体を効率的に管理するためPMOを設置する必要があったが自社内に適任者がいなかった
・業務側のニーズを正しく汲み取り、PMとベンダとの円滑な連携の実現すること。
・プロジェクトを成功に導くためのプロジェクト管理及び推進を実行すること。
・プロジェクト推進支援(各種会議体の企画・運営等)
・各種管理プロセスの実施(進捗管理、課題管理、変更管理)
・要求事項のヒアリング及び分析
・テスト計画立案
・ユーザテスト支援
・品質評価方法の策定及び品質評価
・現場レベルでの管理プロセスが徹底され、進捗状況、課題状況の可視化が実現された
・品質強化を徹底した結果、システム不具合の軽減に貢献
・SIの経験を活かし性能目標(オンラインレスポンス)を達成
・業務側の要求事項を正確に把握、推進を実施した結果、システムの精度向上(製品提案時の精度)が実現された
システムの検索精度の重要性
当システムにおいては、ユーザが設定した条件に合致する製品を高い精度でかつ素早く提案できるかが成功の鍵となっていた。
検索精度において、何百もある製品の特長を細分化して管理することで実現を図っていたが、システムで出力された製品が本当に合致して製品であるのか、また類似製品が正しく提案されて来ているのか、何度も特徴の細分化に関する微調整を繰り返しながら精度向上を図ったことが、非常に苦労したと記憶している。
システムインテグレータとしての経験の活用
素早い提案を求められているシステムであり、性能目標(オンラインレスポンス)については非常に高い要件が課されていたため、ベンダ側としてはチューニングによる限界で根をあげている状況であった。
自分のプロジェクトにおける立場としては、ユーザ企業内のPMOではあったが、システムインテグレータとしての経験もあったため、ベンダと一緒になり、チューニング方法の検討を実施することで最終的には性能目標を達成するシステムが構築できたと考えている。