MIC WORKS
ミクレニティの実績紹介

PMOによる標準化で管理の可視性向上とPM支援。マルチベンダープロジェクトの混乱を解消

プロジェクト名

コネクティッドサービスおよびテレマティクスサービス等の開発・サービス提供

業種
自動車メーカー(IoT部門)
期間
9年以上
規模
開発ベンダー含め100名以上
主な課題
PMサポート、PMO、プロジェクト管理全般
関連サービス・タグ
PMOソリューションPMサポートインフラ基盤の統合サービス安定稼働支援プロジェクト推進開発プロセス・体制刷新

クライアントの課題・背景

・マルチベンダー開発の中でプロジェクト管理がずさんになっておりプロジェクト全体を管理、把握出来ていなかった。

・PMが複数プロジェクトの運営を行っており、個々のプロジェクト管理がうまくいっていなかった。

・プロジェクト管理に関するルールがベンダー任せになっていてルールが無い。

・そもそもがプロパー社員が不在、8割程度を出向者、派遣者が占めておりルール等が決められない。

ミクレニティのミッション・戦略

各システム開発のPMサポート、プロジェクト管理全般(課題や品質管理)のルール策定、発注者メーカー(OEM含む)と開発PM、開発ベンダーとの要件調整等を行い、課題の解決及びPMのサポート、プロジェクト全体の円滑な運営・進行を行う事をミッションとした。

実際に行った施策

・各種管理プロセスの導入(進捗管理、課題管理、変更管理)とPMに対する意思決定支援。

・進捗、課題管理および対応策検討を含む、プロジェクト推進全般。

・メーカー含む全体会議および各種会議の調整・設置とファシリテーション。

・実際の現場に最適化したベンダーコントロール。

成果

・各プロジェクトでの管理ルール・プロセスが明確になり、進捗、課題等のプロジェクト状況の可視化ができた。

・ベンダーの作業状況に関する報告内容を標準化し、各社の状況を横並びで確認できるようになった。

・PMの代理、サポートとしてプロジェクトの円滑な運営・管理を行う事ができた。

担当者コメント

Project Member
コンサルティング部 PJ担当 K氏

クルマを基盤としたモビリティサービスプラットフォーム

個人的にクルマが好きだった事もあり、プロジェクト参画当初より興味深々なプロジェクトでした。
ビッグデータとクルマを基盤としたモビリティサービスプラットフォームの構築を行い、クルマがセンターと通信でつながり、安心・安全、快適・便利なコネクティッドサービスを提供する事が当該プロジェクトの目的です。

これからのクルマはほぼすべての車両がIoT化され通信を行い、ますます快適で便利なクルマとなっていく事が想像できます。
この環境を支えるためのプラットフォーム構築は限りなく継続される事になります。

家電等もそうですが、IoT化されたクルマ、インターネットにつながるクルマが爆発的に増えている中で、このプロジェクトに携われた事は貴重な経験となっています。

さて、実際の開発現場はどうだったのか

いざプロジェクトへ参画し、プロジェクトの管理を行おうとするが、次のような大きな課題がありました。

それは、「プロジェクトの目的やゴール、管理方針はあるがルールが無い」という課題でした。
実際の現場は、各ベンダーの報告内容が各社それぞれでシステム間の横串を通せない状況にあり、どのように手を出すべきか困惑した状態になっていました。

そのため、まず手始めに進捗管理について、あるベンダーが使っていた管理表(使い易く、見易いもの)を各社への依頼を行うための議論を重ね、これを標準化する事でゴールまでのシステム間の進捗状況を可視化し、プロジェクト全体の状況把握が出来るようにしました。

プロジェクトのゴールに対する課題を全体的に明確化すること

こうした管理の効果もあり、開発工程や課題などのプロジェクト運営側の問題も明らかとなり、プロジェクトを推進するための手を早めに打つ事が出来るようになりました。
そうして、プロジェクトのゴールに対する課題は全体的に明確化し、PMやメンバー、ベンダー関係者各位と議論を行い、信頼関係を築き、プロジェクト推進が徐々にうまく回るようになりました。

今後も様々な難題が立ちはだかる現場に遭遇したとしても、今回のようなプロジェクトのゴールに向けた目的意識の共有やコミュニケーションが必須であるということを大いに実感できた、とても良いプロジェクトだったと感じています。

柔軟性と高い機動力でご要望にお応えします

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