MIC WORKS
ミクレニティの実績紹介

大手チケット販売サイトの新規事業立ち上げを全面支援。PMO組織の設置、若手PM支援も含めたコンサルティングを実施

プロジェクト名

大手チケット販売サイト 新規事業立ち上げにおけるコンサルティング支援

業種
チケット販売業
期間
5年
規模
600名
主な課題
プロジェクトの遅延、PMサポート
関連サービス・タグ
PMOソリューションPMサポートコンサルティング支援チームリード

課題・背景

・WEBのチケット販売に特化した新販売会社設立にあたり、要件のまとめが出来ず営業開始の目途が立たない状態だった
・立ち上げ時のプロジェクト体制が弱く、新会社設立に係る顧客を巻き込んだプロジェクトの進行が出来ていなかった
・プロジェクトマネジメント成熟度を高めるためにPMの全面的なサポートが急務だったが、クライアント側の社員だけでは限界がきていた

PJ体制図。ユーザー・SI両方のプロジェクトメンバーは400名を越える。

ミッション・戦略

ユーザー企業側とプロジェクトのシステム開発を行うSI(システムインテグレーション)企業側、両社のコミュニケーション機能における課題点を抽出、両社にPMO組織を立ち上げることにより、ミクレニティがコミュニケーションHUBとして実際の現場にて課題の解決及びPMサポートを行うなど、「プロジェクトに関わる全てを円滑に進行すること」をミッションとした

実際に行った施策

・ユーザー企業側とSI(システムインテグレーション)会社側の両社内にPMO組織を立ち上げ
・両社のコミュニケーションHubとしての役割をミクレニティが担う
・各種管理プロセスの導入(進捗管理、課題管理、変更管理、品質管理)とPMに対する意思決定支援を行った
・プロジェクト管理ツールの選定と導入支援等
・開発規模も大きかったため、各実行チームリードを配置、ベンダー個々レベルまでの管理を徹底

成果

・SI会社側とユーザー企業側のコミュニケーションを円滑に進める事が出来たため、プロジェクトの最大限の効率化が図れた
・クライアントであるSI会社のプロジェクトマネジメント強化に貢献する事が出来た
・現場レベルでの管理プロセスが徹底され、進捗状況、課題状況の可視化が実現出来た
・実行チームのリードを配置する事で、プロジェクトマネジメント手法を浸透でき、素早い問題解決にも繋がった
・若手PMを全面サポートすることで、PMの育成効果も図れた

担当者コメント

Project Member
コンサルティング部
プロジェクト担当
M氏(PMアドバイザー歴20年)

危機を乗り越えたプロジェクト。経験が自信へと変わる瞬間。

プロジェクトの軌道修正、成功への軌跡

このプロジェクトは過去を振り返っても相当過酷で何度もくじけそうな想いをしましたが、今考えるとこの経験がその後の自分に大きな自信となっていると実感してます。

まず初めに、このプロジェクトにアサインされた際は、成功にはかなり道のりが長いなと思ったのを覚えています。
3年計画とされていたプロジェクトがキックオフされてからすでに1年半が経っているにも関わらず未だ業務要件とシステム要件が固まっておらず、それなのになぜか開発フェーズに突入しており、プロジェクト予算的にも目に見えて逼迫している状況でした。

また、PMOを担うPMの全面的なサポートの位置づけでアサインされましたが、PMの方も中小規模(80人前後)のPM経験、そしてシステム側PMの経験しかありませんでしたので、PMの方からは逃げ出したい気持ちのニュアンスを日頃からよく聞いておりました(笑)

上述の通りほぼ破綻している様なプロジェクトを、そもそもの当プロジェクトの目的、計画、予算から見直すべきと率直に感じた事と、管理プロセス手法や定義、そして各フェーズの終了定義を確認するところから取り掛かりました。

結果、このまま進めてもプロジェクトは成功しない!と苦渋の選択となり、最低限のプロジェクト機能を残し解散となりました。同時に、そもそものプロジェクトのゴールは何かを再設定、それに伴うプロジェクト計画と予算の算出をし、クライアント様を始めとする各社代表を含むステアリングコミッティにて合意を得て、プロジェクトがリスタートされたのです。

また、合意された事を死守するため、プロジェクト全体へ目的と意思を浸透すべく、各チームでのリーダ設定と明確化された管理タスクの導入、定期的なステアリングコミッティでの進捗・問題課題の報告と合意の場として定義しました。

危機を乗り越えたプロジェクト。経験が自信へと変わる瞬間

システム側のPMOチーム立ち上げではなく、クライアント様側にもPMO組織を立ち上げた事により、クライアント様側のトップからプロジェクトのメンバーまで目的意識をひとつにする事ができ、問題や課題が発生すれば迅速かつ的確な対応が徐々に出来る様になっていったのは嬉しかったです。

とにかく当初は各チームだけでなく、個々によっても主張が異なる様に思えたプロジェクトが、プロジェクト全体で目的やゴールに向かって気持ちがひとつになり、ぶつかり合っても都度納得し、一致団結をして進められた事がプロジェクトの大成功につながったと実感してます。問題課題がある場合は迅速に対応し、順調に進んでるとしても問題課題はないか常にアンテナを張り、常に緊張感を持って取り組んでましたが、プロジェクトの目的やゴールを念頭にひたすらコミュニケーションHUBとして常に意識して稼働出来た事が大きな自信です。

どんなプロジェクトでも目的やゴールは明確です。そこに個々の主観や主張が入ると上手くいくものも上手くいきません。主観や主張は否定しませんが、目的やゴールはぶれてはいけません。成功するもしないも人次第なので、お互い納得するまで徹底的に議論し合意を得て、ひとつひとつ着実にクリアして進めれば、必ず成功へと導かれるはずです。

これから色んなプロジェクトに関わろうとも、まずは目的やゴールを徹底的に理解し、まずは目の前の人と目的意識をひとつに突き進んでいきたいと思います。

柔軟性と高い機動力でご要望にお応えします

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